格安語学留学

Iさんが興味を持っていた幼児教育や東洋医学についてはともかく、対談の相手がコンピュータサイエンスの先生だったり、医学博士だったり、哲学者だったりする。 議論が当初の私の予想や思考の枠をはるかに超えて込み入ってくると、話の内容を理解するのもやっとである。
そのうえ、会話の前提がよくわからないことが多い。 話している本人同士は、前にいつどこで会って、どのようなことをしたとか、戦後まもなくこんなことがあったなどといった共通の認識に立って話ができるが、つい先日、Iさんの英語屋になったばかりの若造の私には、何のことやらさっぱりわからない。
話の前提が省略されていると、そこでこちらの思考回路がぷつっと途切れてしまう。 以上のように原因はいろいろとあったのだが、「だからできません」ではただのグチに終わってしまう。
「できません」と言ってみたところで、いまさらどうなるものでもない。 私はそれこそ必死の思いで、対策を立てて実行した。
あの手この手の通訳特訓まずヒアリング対策。 すでに25歳だった私にとっては、もう年齢的にはちょっと遅かったが、通勤途中や外出時には、ありとあらゆる英語のカセットテープをウォークマンで徹底的に聞きまくった。
また『TIME』などの英文雑誌や書籍も読み漁って、とにかく自分の英語による「思考の枠」を広げることに努めた。 しかし肝心なことは、Iさんが興味を持っている話にどう対応するかである。
そこで私は、Iさん自身が雑誌や本に書いたものやIさんが読んでいるのと同じ本を読んでは、「これは英語でどのように表現すればよいか」ということを考え、時間や機会をとらえてはそれを英語に訳してみた。 さらに、マンツーマンで指導している英会話学校でなるべく安いところを探して、そのネイティブスピーカーの教員に事情を説明し、「会話の題材はそのつどこちらで用意するので、幼児教育や東洋医学をテーマにしたディスカッションをしたい。
ヒアリングやスピーキング上の問題点があったら指摘してほしい」と頼んだ。 幸いなことに、私を担当した理系の米国人留学生け、知的レベルの高い聡明な青年で、こちらの状況をよく飲み込んで熱心に指導してくれた。
このとき私が用意したのは、Iさんの持論を自分で英訳しておいたものである。 これをネイティブスピーカーの教員に読ませ、それについて私と質疑応答をする。

相手がどのような点を疑問に思い、どのような質問をしてくるのかを予見できるようにするとともに、Iさんの思想を端的でわかりやすい英語表現で話せるように練習を重ねた。 このようにレッスンで使う話題と方法を「Iさんの通訳ができるようにする」という自らの目的に合わせて絞り込み、マンツーマンでこの「特訓」を数か月間続けた。
その結果、それに関連する語彙や表現も徐々に蓄積されてきたし、Iさんや相手がどのような内容で話をするかもだいたい予測がついてきた。 ヒアリングは相変わらず弱点だったが、幸いなことに、私の任務はいわゆる逐次通訳(であって、通訳用のブースに入ってヘッドホンをかけながらやる同時通訳ではなかった。
つまり、私がその場に同席して、話し手が一段落分くらい発言したあとに通訳する。 従って、相手の言っていることがよくわからない場合は、あわてふためくことなく、「ご質問の内容がよくわからなかったのですが…」と堂々と聞き直せばよい。
ただし、話し手には、通訳を通しながらもコミュニケーションの流れが遮断されることなく、会話がスムーズに進んでいるという印象を与える必要がある。 たとえば、少なくとも通訳をやっている最中は、ただ”Ibegyourpardon?"(もう一度おっしやってください)などといって相手に聞き返すのは、あまり具合がよくない。
つまりこういう聞き方をすると、話し手は単に通訳が聞き取れなかっただけだと思って、また同じ話を最初から全部繰り返すかもしれない。 しかし、それではまた同じところが聞き取れないおそれがある。
話し手もまどろっこしく感じるだろうし、通訳も遅々として進まず、形にならない。 そこで、話の内容によくわからなかったところがあったら、そのわからない点だけを「絞り込んで」いくように会話を誘導していく。
たとえば通訳する話にポイントが三つあって最後のひとつだけがよくわからなかった場合は、まず最初のふたつだけを通訳しておいてから、話し手のほうをちょっと向いて"I'm a little hazy about the third point. 。 。 。 You mean am I right? (第3のポイントがちょっとよくわからなかったのですが、おっしゃ"つているのは?ということですね?)などと小声で言って、わからなかったポイントをできる限り具体的に質問する。 こうすれば、たとえ少しずつであっても会話が進んでいる感じがするし、聞き手もいらいらしない。
ついでにここで、英語を上達させたいみなさまに、このような私の経験からひとことアドバイス。 本当に英語でコミュニケーションする能力を身につけたかったら、何よりもまず「自分の話したいこと(話す必要があること)」に限って教材を選び、それを集中的に練習することだ。

自分にとっては興味もなければ必要性もない「総花的」な英会話教材を使ったとしても焦点がぼけてしまうだけで、頭の中には結局、何にも残らない。 英語によるコミュニケーション能力を習得したい人が学ぶべきことは、学問や教養としての英語(学)ではなくて、「自分の言いたいことを英語でどう伝えるか」という方法であり、技術なのである。
私の友人の一人がかつて「英語をやりたくて大学の英文科に入学したが、さっぱり役に立たないことばかり教えられた」とこぼしていた。 それもそのはずで、その学科では、英語は英語でもシェークスピアなどの「英文学」を教えているのである。
彼が学びたかったのは、同じ「英語」でも、ビジネスなどで使えるものだったのだろう。 ところで、毎日少しずつ勉強するというやり方は、見た目には勤勉そうな学習方法に見えるが、こと外国語の学習に関する限り、あまり効果は期待できない。
一生のうち数か月でも、それが無理なら数週間でも、朝から晩までその外国語に無心にかじりつくような期間がなければ、外国語を上達させる決定的な機会をつかむのは、はっきり言って難しい。 これは自衛官をやっていた父から聞いた話だが、米軍でも日本の自衛隊でも、近隣諸国の外国語ができる要員を育成するために、独自に設けた専門の学校に数か月間、生徒をカンヅメにして特訓させているそうだ。
この方法で、その外国語にはずぶの素人だった人でもかなり上達するらしい。 留学をしたこともなければ、日ごろから英語ばかり使う職業にもついていない人がこのような機会を作るのは難しいかもしれない。
しかしその気さえあれば、たとえば週末の2日間だけでも集中して勉強すれば、それなりの成果はあがるだろう。 予習が肝心。

通訳の前には相手についての「予習」もよくやった。 来訪する相手のことは、会社の図書室にあった紳士録(Who'sWho)などで、相手の経歴や肩書などをあらかじめ調べておく。
相手に著書がある場合は、その本を探してきてはひたすら読みまくった。


海外語学留学を多彩に取り揃えています。海外語学留学の知識が一目瞭然です。
海外語学留学です。海外語学留学は常に前進しています。
海外語学留学の完全限定グッズとなります。海外語学留学に有効な成分の紹介です。

イギリス留学をご存知ですか?業者向けのイギリス留学サービスです。
イギリス留学の発展性を考えてみました。良い意味でイギリス留学とは別物です。
イギリス留学に関する、費用対効果の高いイギリス留学です。

今や語学留学を求める人が急増しています。語学留学をメインとした企画です。
語学留学に注目が集まっています。語学留学の知識が一目瞭然です。
語学留学のコツをつかむためのサイトです。語学留学をメインとした企画です。